11月1日、塩野義製薬がコロナウイルス軽症者向けの飲み薬に関して、臨床試験を海外でも行うことを発表しました。(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211101/k10013330931000.html)
飲み薬が開発されると、治療が一気に簡素化できるため、医療機関の負荷も低減できることが期待されています。
ただ、薬がうまく飲み込めない方々もいるので、万が一感染したときのことを考えて、練習しておくのも良いかと思います。
今回は、薬をうまく飲み込める工夫を紹介します。
薬がうまく飲み込めない理由

上図のように、薬が舌に触れている状態だと、うまく飲み込めない方が多いです。
赤色が舌
白色が薬(錠剤)
水色が水だと思ってください。

飲み込もうとしたときに、上図のように舌と上顎の間に薬がひっかかってしまい、水だけ飲んでしまう経験は無いでしょうか?
正しくは「ひっかかる」のではなく、自分で舌で薬を上顎に押し付けてしまっていると言えます。
これは、条件反射として起きるもので、誤飲を防ごうとする働きのためです。
飲み水のなかに異物が含まれていると、誤飲してしまわないように舌と上顎で防ごうとします。
薬をうまく飲み込むには

舌のうえに錠剤を乗せてから、少量の水を含んでください。
流し込む際の流れを利用して、口のなかの薬がを浮かせます。
薬がどこにも触れてない状態にすれば、条件反射はおきませんので、そのまま水を飲む感じでゴクリと一気に飲んでください。
うまく飲み込めない人は練習あるのみ
うまくいかない場合は、まずはお茶で練習しましょう。
普段からお茶を飲むときに、舌と上顎を付けずにゴクリと飲む練習をしてください。
飲み物を飲むときに、舌と上顎を付けて飲むクセが付いている場合があります。
それを普段の練習で取り除きましょう。
今後、様々なウイルスに対して特効薬が生まれてきます。
今のうちに錠剤がうまく飲み込めるようにしておくのは、長い人生を見た時に、メリットが大きいと思います。
ぜひ、がんばってください!