まとめてねットを介さずに安価のスイッチングHUBに差し替えると高速化した件
どういう話かというと・・・
上記の写真のとおり、まとめてねットからLANを抜いて、スイッチングHUBに差し替えると、各部屋のLAN速度が向上したという話です。
各部屋のLANコネクタの速度は80M~90Mだったのですが、対応後は300M以上出るようになりました。
会社から支給されているPCで計測すると800Mを超えました。
予算、使用機材
使用したスイッチングHUBはこちらです。とても安価で低電力のものです。
(amazonのページが開きます)
購入した機材はこれだけです。
自分で対処できる条件
- まとめてねット~各部屋に配線されているLANケーブルが「category5e以上」であること
これだけです。
速度が遅い理由がまとめてねット本体にあることがわかれば、以下の2択になるわけです。
- まとめてねットをギガ対応のものに取り換える
- まとめてねットのHUBだけ市販されているスイッチングHUBに置き換える
理由は以下に記載しますが、私は2の処置をとりました。
詳しく書くよ
普段はLANを使っていなかった
普段はもっぱらWi-fiを使っていたので、各部屋のLAN速度を気にせずに生活してきました。
ところが子供が成長したことや、テレワークの拡大によりWi-fiが不安定になることもあるだろうと考え、LANを使うようになりました。
「いや~。家を建てる時にまとめてねットを入れておいて正解だったね~」
ところが期待した速度が出ず
光回線(1ギガ)を引いているので、300Mくらい出るかなぁ~と思ったのですが、結果は80M。
「あれ?」
ここで初めて家庭の通信網に何か問題があることに気づきました。
category 5 のLANケーブルは100Mまでしか出ない!
まずはLANケーブルを疑いました。
知らなかったのですが、category5 を使っていると、100Mまでしか出ないそうです。
「うぎゃー!category5を使ってた!」
使っていたLANケーブルに印字されている文字を見ると、たまーにCAT 5 の文字が・・・。
「今まで気づいてなかったけど、1ギガを無駄にしていたことがあったかもなあ・・・」
category5のLANケーブルは捨てることにして、楽天でcategory5e のLANケーブルを大量に購入後、接続してみると・・・。
「あれ?また80M・・・?」
category5eは1ギガに対応しているので、これで開発するハズでした。
配線されてるLANケーブルを調べる
「もしかして、家に配線されているLANがcategory5なのでは・・・」
家を建てたのは10年以上前の話。当然、category5 が配線されていても不思議はありませんでした。
「category5だと工事費が大変なことになる・・・」
ドキドキしながら説明書を取り出しました。
「よかった!category5eだ!」
10年以上、取り扱い説明書を取っていた自分に拍手です。とりあえずヤバいことにはなりませんでした。
「じゃあ、どこに問題があるんだ?」
まとめてねットの仕様が100BASE-TX
LANケーブルを調べる過程で気になる記載がありました。
伝送方式10BASE-TX、100BASE-TX
「あれ?この後に1000BASE-TXって書いてあるWi-fi中継機をよく見るけどなあ」
前述したとおり、普段使いはWi-fiです。
スマホやノートPCでは300Mくらい出てます。
リビングまで電波が届かないので、中継機を置いています。
その中継機を買うときに速度などの記載には注意して、距離や同時接続台数にも気を付けました。
そのときの記憶で、1000BASE-TX(つまり1ギガ)が対応していないとピンときました。
まとめてねットは購入できる?
では、まとめてねットを購入して付け替えればよいという話になります。
楽天で探してみるとありました。
購入される場合は「ギガ対応」のまとめてねットを購入するよう注意ください。
これを付けた方が素直+シンプルで綺麗ですよね。
私の場合はあまり電気の知識が無く、自分でやるのは怖いので断念・・・。
業者に頼むか
自分でやるのが怖いので、町の電気屋さんに見積を依頼しました。
おおよそ5万円ですか。。。
ちょっと手が出ないですね。
自分でなんとかできないか
まとめてねットの全体像は以下の通りです。
まずカバーを開けてみると、意外と簡単な構造であることに気づきます。
「そうか!これは壁にHUBが付いているだけだったのか!?」
そこに気づけば、そこからは早かったです。
上記の絵のように100Mしか出ないHUBは捨てて、安価な1000M(1ギガ)のHUBへ付け替えるだけ!
そうすると以下が完成図になるわけです。
ちょっとカッコ悪いけど、納戸にあるので気になりません。
さいごに
みなさんもお困りでしたら、ぜひ確認してみてください。
購入具材は1000M対応のスイッチングHUBだけです。
ポイント
- 配線されているLANケーブルはCAT5e以上か
- LANコネクタから接続しているLANケーブルはCAT5e以上か
- まとめてねットのHUBの伝送速度は1000M対応しているか
- 自分で取り付けできる電気の知識があるか
LANケーブルの通信速度に注意する
15年くらい前のLANケーブルを使っているご家庭はご注意ください。
前述のとおり、モデムやルーターが高速通信可能であっても、その道(LANケーブル)が細い(低速通信規格)だと、十分な速度が出ません。
以下に確認方法を記載しましたので、心配な方はご確認ください。
まとめてねットの足元からLANケーブルを延長する際には注意ください
まとめてねットのカバーを空けると、LANケーブルが顔を出します。
LANケーブルを引っ張ってもっとこちらに引き込みたいところですが、ビクともしません。
そこでLANケーブルを延長することを考えると思います。
念のため注意しておきたいことをまとめました。
ご確認ください。
Wi-Fiの電波を確認してみる
プロバイダーからレンタルできるモデムルーターだけでは、自宅の隅々まで電波が届かないことがしばしばあります。
その観点でも見直しするのは良いかもしれません。
通信速度はもっと早くなる
もうすでに5G(第5世代)のスマホを購入されている方も多いと思います。
これからは5G (第5世代) を使って、ご家庭でも様々なエンタメに触れる機会が増えてくることでしょう。
しかし、意外と家庭の機器は10年前のものを使っているなんてことも多いハズ。
いきなり全部買い替えるのは難しいので、買い替えのタイミングでは10ギガバイトに耐えうる機器に買い替えをご検討した方が賢明かもしれません。